本書は、フローベール(1821-1880)の文学の全体像を、テクストの生成過程と作品構造の両面から捉えようとした試みである。全体は二つの部に分かれ、第Ⅰ部はテクストのいわば表層からのアプローチであり、生前に刊行された作品を中心にその構造や形式(フォルム)を把握しようとするのに対し、第Ⅱ部ではより深層に入って、草稿や原資料を読み解きながら、フローベールの文学創造の根底にある宗教家的な側面を浮かび上がらせている。
執筆者:金﨑春幸(教員)
出版社:大阪大学出版会
出版年月:2014年9月
本書は、フローベール(1821-1880)の文学の全体像を、テクストの生成過程と作品構造の両面から捉えようとした試みである。全体は二つの部に分かれ、第Ⅰ部はテクストのいわば表層からのアプローチであり、生前に刊行された作品を中心にその構造や形式(フォルム)を把握しようとするのに対し、第Ⅱ部ではより深層に入って、草稿や原資料を読み解きながら、フローベールの文学創造の根底にある宗教家的な側面を浮かび上がらせている。
執筆者:金﨑春幸(教員)
出版社:大阪大学出版会
出版年月:2014年9月