言語文化研究 第24号(1998)

平田達治教授退官記念号

平田達治ベルリーンの寛容と迫害の都市空間 —「シュパンダウ郊外地区」と「穀倉地区」—
BENOIT, LouisFamille et chevalerie dans Le Conte du Graal de Chrétien de Troyes (クレチアン・ド・トロワの『聖杯物語』における家族と騎士道)
COSTIGAN, EdwardEssential Eliot (T. S. Eliotの詩に見られる定冠詞)
CROCKETT, AndyWhen the Essay Essays its Postmodern Limits (近代批評以後)
HOSOYA YukiteruSprachwissenschaft im multimedialen Zeitalter (マルチメディア時代における言語学)
OHTANI AkiraAn HPSG Account of Japanese Raising-to-Object (日本語の目的語への繰り上げ現象のHPSG分析)
WATANABE ShinjiZur Definition der direkten und indirekten Rede im Deutschen (ドイツ語の直接・間接話法の定義について)
YAMAMOTO YoshikiAutobiographie als Phantasie —Friedrich Dürrenmatts Winterkrieg in Tibet— (幻想としての自伝—フリードリヒ・デュレンマットの『チベットの冬の戦争』—)
ディボフスキー, アレクサンドルロシア語における「否定の生格」
伊勢芳夫近代日本のマスター・ナラティヴ —HearnとKiplingの視点から—
小谷野敦「女物語」と「男物語」の系譜 —明治20・30年代小説の一考察—
松井理直言語知識の対称性と運用の非対称性
中埜芳之ドイツ人がみた大正・昭和戦前期の日本(下)
高岡幸一『今昔物語集』天竺篇の登場人物について
瀧田恵巳herとhinの空間的用法と比喩的用法について —話者の観点による分析の試み
上村和美芥川龍之介『手巾』にみる「手」のイメージ
渡辺秀樹OED 3に収録される新語・新語義 —OED Additions Series l, 2, 3を読む—