言語文化共同研究プロジェクト2014

自然言語への理論的アプローチ

秋田 喜美Ideophones and Reported Discourse as Depictive Signs
越智 正男日本語の類別詞表現の否定指向性に関する一考察
猿渡 翌加ガ・ノ可変と他動性制約
辰己 雄太Betsu and Betsubetsu: Their Different Interpretations
中尾 朋子心理的変化を表す二重目的語構文の意味特性―名詞・構文の意味的相互作用―
中西 亮太The Refinement of Syntactic Derivations with the Domain-extended Transfer
三藤 博「理論の意味論的捉え方」と言語学
宮本 陽一A Note on the NP/PP Asymmetry in Extraction out of KP in Japanese
山本 恵子不変化詞awayの継続相の生起条件についての考察
由本 陽子日本語の動詞連用形を主要部とする動名詞の複合について

これからの英語教育

HINO, NobuyukiSignificance of the concept of ELF for ELT pedagogy in Japan
TAKEFUTA, JunkoImplementation report for online public course ‘English for Science’
小田 節子日本における乳幼児英語教育から見えてくるもの
YU, SimonEIL in the Christian Community of Practice: Case studies of English in church-based ELT

電子化言語資料分析研究2014-2015

田畑 智司プロジェクトの目的と活動
今尾 康裕応用言語系学術論文における一人称代名詞 I の使用
岩根 久Rを用いたテキストマイニング5 ―N-gramによる16世紀フランス詩の分析―
三宅 真紀ネットワークによるディケンズ・レキシコンの視覚化 ―辺媒介性に基づくグラフクラスラリング手法の適用―
木山 直毅比較の基準と百科事典的知識: enough を用いたケーススタディ
杉山 真央新年の挨拶から見るロシア大統領の一人称代名詞の使用
八野 幸子英語理学療法論文の特徴的単語連鎖 ―特徴語の周辺に見る、理学療法分野特徴表現抽出―

相互行為研究? ―会話とナラティブを分析する―

佐藤 彰ナラティブ分析と会話分析
秦 かおり交錯する役割意識とアイデンティティ ―子どもによるインタビューの中断と再開を事例に―
岡田 悠佑英会話タスクでの自己開始他者修復連鎖における学生の電子辞書使用
甲斐 朋子電話会話の終了部に現れる「はい」についての初期的考察
泉谷 律子英語教育学における相互行為研究 ―バフチンの言語論を基盤として―
Yuka MatsutaniSome Preliminary Thoughts on Repairing Failed Questions vis-à-vis Advanced English Learners

時空と認知の言語学 ?

井元 秀剛間接話法における時制 -直示中心の移動か時制の一致か-
沖田 知子ブラックスワンと発見法
早瀬 尚子懸垂分詞節由来表現の構文化:Traugott and Trousdale (2013)の観点から
春木 仁孝tout un N ―数量表現から強意表現へ―

ポストコロニアル・フォーメーションズX

木村 茂雄はじめに
伊勢 芳夫文化の拘束力についての一考察 ―「キャノン」と「ポピュラー」―
霜鳥 慶邦記憶の継承、歴史の教育、詩の功罪 ―第一次世界大戦100周年と戦争詩人―
舞 さつきラフカディオ・ハーンにおける混血人種表象 ―「真夏の熱帯行(“A Midsummer Trip to the Tropics”)」を中心に―
松本 承子バーナード・ショーの『傷心の家』における黒人女性表象 ―家母長制社会への革命―
小杉 世Janet FrameとColin McCahon ―ニュージーランド1960年代の詩と絵画の邂逅― 

音声言語の研究9

Isao UedaOn the Nature of Functional Misarticulation in Japanese
安田 麗ドイツ語の母音持続時間に関する聴覚的認知 ―日本語話者とドイツ語話者を対象にした聴覚実験結果―
田中 瑶子フォーカスによる文中の語強勢への影響 ―英語母語話者に対する発話実験をもとに―
石丸 直子高校英語教育における音読指導の位置づけ ―教師のビリーフという観点から―
陳 曦中国語 2 音節語のピッチパターンと語構造 ―2 音節語が「4 声+4 声」の名詞の場合(中間報告)―
張 若星中国人日本語学習者の日本語発音の評価 ―韻律的特徴を中心に―
金子 理紗強調のための有声子音延伸について
郡 史郎助詞・助動詞のアクセントについての覚え書き ―直前形式との複合形態の観点からの分類―

言語文化の比較と交流 2

尾崎 久男中世低地ドイツ語『パリスとヴィエンナ』試訳(下)
中 直一鴎外訳「新浦島」に見られる翻訳技法(2) ―過去形の羅列を避ける技法―
中村 綾乃ハインツ・アルトシュールの口述回想「記憶を刻みながら」?
平山 晃司ストラッティス断片訳注余滴
王 貝「山月記」および「人虎伝」における唐以前の虎の変身譚要素の伝承
佐古 敏子幕末から明治初期の英文法書にみる概念、文法用語の変遷 ―Passive Voiceに纏わる変遷について―
聶 晶『夜窓鬼談』における「画中人」物語の改作と展開について
花井 晶子50年前のイギリスの新聞から読み取る日本人イメージ ―The Times 1965年の日本関連記事から―

表象と文化Ⅻ

Trane DeVoreFragmentary Humors : Dislocated Gestures and the Alternative Comics Community
Аlexander Dybovsky«Роман с языком (Сентиментальный дискурс)» Вл. Новикова. Субъективные заметки(V.ノヴィコフ『言語とのロマンスセンチメンタルなディスクール』――個人的な雑記)
Christophe GarrabetStella (1897) de Camille Flammarion : de la littérature et de la science au tournant du siècle
伊藤 啓翻訳 安懐南「黄昏」
金 兌娟日本オタク文化の刺激伝播 ――オランダのアニメコンベンションと韓国漫画をめぐって
北村 卓日本におけるボードレール受容のパースペクティヴ
林 蔚榕台湾における日本の職人に対するイメージの形成 ――『TVチャンピオン』の影響をめぐって 
西田 容子ミハイル・チェーホフの演劇観の変化
ヴィノグラードワ ダリアインターネットコミュニケーションにおける絵文字の役割及び機能について ――Twitterに使用される絵文字の分析を通して   
Takayuki Yokota-MurakamiCosmopolitanism and the Sociology of Japanese Comics

批判的社会言語学の軌跡

YAMASHITA HitoshiAspekte der deutschen Mentaliät im Deutschunterricht
小川 敦ルクセンブルクの今後の識字教育を考えるために ―アオスタ、ラディン語地域の現地視察から―
植田 晃次大韓民国における言語景観小攷 ―鉄道路線図の駅名表示に見られる日本語表示を例に―
中島 武史ろう教育で語られるリテラシー ~その背後にある言語観~

文化の解読(15)―文化と翻訳―

Oliver AUMANN„Der Zimmermann und die alte Eiche“. Eine Parabel aus dem Buch Zhuangzi im Übersetzungsvergleich
阿部 津々子ドイツ連邦共和国における司法通訳人・翻訳人認定制度について
津田 保夫村上春樹の短編小説におけるミザナビーム手法
宮崎 麻子ホロコーストの記憶をめぐる「目」の形象 ―ミロスラフ・バウカのヴィデオ・インスタレーション「BlueGasEyes」(2004)とパウル・ツェランの二つの詩―

レトリックと英語の語彙

渡辺 秀樹動物名直喩表現の形式と構造 (1) 現代アメリカ英語における “like a bird”と“like a worm”の共起語と比喩義の構造 共同研究 英語動物名のメタファー (17)
大森 文子認知詩学とスキーマ
笹川 恵美子Column Writingに見る状況依存性とテクスト間相互関連性
Andrew Murakami-SmithWhat Does a Translator Translate: Word, Sense, Sound, Structure?: An English Translation of Kajii Motojirō’s “Tarō to machi” and an Investigation of the Translation Process, with a Focus on Vocabulary
Gerry YokotaRhetorical Literacy at the Movies: Mandela: Long Walk to Freedom

外国語教育の新しい局面(5)

Jean-FrançoisGraziani: La dissertation en classe de Fle. Quel niveau de compétence linguistique pour une acculturation à la méthodologie universitaire française ?
力武 京子iPadとスマートフォンを使ったアクティブな授業の実現 -ドイツ語授業における反転クラスの試み-
中野 遼子ドイツ短期交換留学の教育的効果に関する検討