言語文化共同研究プロジェクト2013

電子化言語資料分析研究2013–2014

田畑 智司プロジェクトの目的と活動
今尾 康裕学習者の接続副詞の使用を探る―単語?文?分析単位で違いは生じるか―
岩根 久イタリアソネットの自動押韻ラベル付与 ―ペトラルカ『カンツォニエーレ』のソネット―
Tomoji TabataStylometry of Collaboration: Pinpointing style changes in the text of mixed authorship
八野 幸子Random Forest による英語理学療法論文の特徴語抽出の試み―専門語彙抽出への Random Forest 応用に向けて―
木山 直毅スケール形容詞における意味強制

自然言語への理論的アプローチ

秋田 喜美Fictivity and Frames in Mimetic State Expressions
越智 正男Classifiers in Japanese and Exo-Skeletal Syntax
小林 翠指令的発話行為を暗示するThe more . . . , the better. 構文
中西 亮太The Syntax of Half-relatives in Japanese
三藤 博言語学と哲学をめぐって
宮本 陽一トルコ語における主語条件効果の欠落について
向 明栄茂Island Non-Repair in Japanese Stripping
山本 恵子V NP away 構文におけるNPとawayの語順の交替について
由本 陽子A Consideration on Type Shift of Compound Nouns in Japanese

批判的社会言語学の展望

山下 仁社会言語学から見たポライトネス研究の課題
植田 晃次国立国語院企画『結婚移民者とともにする朝鮮語』から見た大韓民国における結婚移民者観の変化
中島 武史ろう児に対する英語リスニング試験の妥当性について
小川 敦ルクセンブルクにおいてドイツ語は周辺化されるのか―公用語としての位置づけをめぐって―

英語教育の今日的課題

日野 信行The Learning of EIL in EMI Classes in Higher Education
竹蓋 順子英語リスニング教材選定システムの開発とその効果の検証―3R教材の効果の最大化を目指して―
小田 節子台北市における小学校英語教育―理念と現場の狭間で―
YU, SimonInternational English Education in Japanese Elementary Schools: Classroom variance as observed from instructor accounts

音声言語の研究8

上田 功機能性構音障害の音韻体系は「自然」なのか?
郡 史郎強い承認要求に用いられる文末の強調型上昇イントネーション(段状上昇調)の音声的特徴
中村 静英語音声の第1強勢を含むリズム区分と第2強勢を含むリズム区分の関係に関する研究
田中 瑶子「ストレスシフト」の音声的特徴―ピッチと持続時間の分析をもとに―
張 若星中国語の統語的曖昧文のイントネーション―中国語母語話者による生成実験及び聴取実験からの分析―
盧 明智日・韓両国語の鼻音とその異音
金子 理紗日本語における音長変化を伴う強調についての予備的考察
甲斐 朋子隣接ペア「もしもし」の韻律的特徴について―親しい先輩・同輩・後輩との会話の場合―
Clenton, JonAn exploration of the potential relationship between collocation, intuition, and L2 proficiency
渡部 眞一郎Diphthong shift in London English

表象と文化?

Аlexander DybovskyО содержании учебника японского языка Гущо и Горбштейна, а также о картине мира в нем(Gushcho&Gorbshteinの日本語教科書の内容及びその教科書における世界観について)
Christophe GarrabetÉdifier par la science : le « théâtre scientifique » de Louis Figuier
Takashi KitamuraLa réception créative de Baudelaire chez Kafû, Tanizaki et Akutagawa
林 蔚榕台湾映画に見る日本マンガ的要素―映画『總舖師』と職人マンガをめぐって
ヴィノグラードワ ダリア古代文字(甲骨文字)における構成要素に関する一考察―現代漢字及び現代記号(アイコン)との対照分析を通して
Takayuki Yokota-MurakamiBeing an Expatriate at Home: An Internal and External Exile of Jewish Poets in Russia and America

時空と認知の言語学 ?

井元 秀剛ト条件文とタラ条件文の使い分け
沖田 知子解釈における有標化現象
瀧田 恵巳一人称物語『緑のハインリヒ』におけるOrigoと視点について
早瀬 尚子insubordinationとしてのSupposing節単独用法
春木 仁孝ça mouille(ça+動詞)構文のネットワーク

テキストのレトリック 文化のレトリック ― 修辞・思想・翻訳 ―

渡辺 秀樹19世紀英国動物寓意詩 The Jackdaw at Home本文転写、校訂、脚注、解説、登場鳥名・比喩義一覧
渡辺 秀樹・大森 文子The Jackdaw at Home 全訳
大森 文子饗宴の文化的意味―コクマルガラスの寓意詩のメタファーをめぐって
Andrew Murakami-SmithAlternative Reading: the Case for an “Osaka Tradition” in Modern Japanese Literature
笹川 恵美子「天声人語」のRhetoric―コラム読解の一方法
Tomoya OhtaniA Revisit to Synesthetic Expressions on Touch
大神 雄一郎“字義”と“現実”とレトリック―認知能力の反映とコミュニケーション効果の観点から
Gerry YokotaThe Power of Metaphor and Myth: Pandora’s Box
Trane DeVore“Pass the butter, Japan is toast”: Alternative Media, Paranoia, and the Apocalyptic Tendency in American Thought
横山 香奈日系アメリカ人の教育観に関する一考察

外国語教育の新しい局面(4)― Facets of Foreign Language Teaching Today ―

Bertlinde VÖGELDer Absentiv und Richtungsangaben – für DaF-Lernende erklärt
Stefan VOGLSeminare und Bachelorarbeiten zum Thema „Atomkraft“ am Forschungsinstitut für Sprache und Kultur in den Jahren 2012 und 2013
力武 京子ドイツ語教育現場から見たICTの実践的使用―CALLから自習支援装置としてのスマートフォン・タブレットへ

言語文化の比較と交流 1

尾崎 久男中世低地ドイツ語『パリスとヴィエンナ』試訳(上)
佐古 敏子幕末から明治初期の英文典にみる「動詞の変遷」に纏わる一考察― Impersonal Verbs の訳述起源について
中 直一鴎外訳「新浦島」に見られる翻訳技法(1)―底本の語順をどう邦訳に生かすか ―
花井 晶子日本スポーツ界における暴力的体質―諸外国の新聞が伝える日本社会の様相―
平山 晃司古代ギリシアの法における刑罰としての呪い

ポストコロニアル・フォーメーションズIX

木村 茂雄土着と近代、周辺と中心、ローカルとグローバル―その狭間の理論と文学―
小杉 世オセアニアと暗黒舞踏―近代と土着、普遍性と個別性をめぐる考察―
松本 承子O’Flaherty V. C.における世界主義者としての逃避―帝国主義と民族主義の狭間―
伊勢 芳夫東洋の「知層」と西洋の「知層」―知の考古学的研究―

文化の解読(14)―文化と公共性―

Oliver AUMANNDie deutschsprachige Zhuangzi-Rezeption Martin Bubers Ausgabe von 1910 (1918)
Hiroko MIZUNODie „Überwindung der Moderne?“Die Krisenlösung der 1930er Jahre in Japan (Teil II)
山本 佳樹〈ヴィネトゥ〉という名のファンタジー―カール・マイとドイツ製西部劇―
津田 保夫村上春樹の小説と謎解きゲーム―『1Q84』を中心に―