言語文化共同研究プロジェクト2010

電子化言語資料分析研究2010-2011

田畑 智司プロジェクトの目的と活動
小林 雄一郎日本人学習者の英作文におけるメタ談話標識の発達
岩根   久Rを用いたテキストマイニング3―叙事詩と抒情詩の計量的差異―
三宅 真紀クラスター分析による文書分類の類似性を探る―English Woman’s Journal の計量分析に向けて―
澁谷 竜昇いわゆる“to-be 削除”のコーパス分析―大規模コーパスCOCAの分析を通じて―

ポストコロニアル・フォーメーションズ ?

木村 茂雄ポストコロニアル・フォーメーションズ2010―序にかえて―
山田 雄三始めることの困難と展望―1970年代のモダニズム政治学―
伊勢 芳夫ミッシェル・フーコー再考と敷衍―文化研究の方法論について―
中村 未樹Endsを離れて―カウンシル・エステートとブラック・ブリティッシュ―
村上 八重子ラフィク・シャミと「移動のドイツ語文学」(1)―「外国人労働者の文学」時代―
松本 ユキEast Goes Westにおける東洋の西洋化―植民地主義と民族主義の間で―
Sachiko KotoAfrican-American Gangster Films and Literature: The Significance of Ghetto Representation
Sei KosugiHauora Māori: Indigenous Language Education, Environment and the Production of Literature

自然言語への理論的アプローチ

飯田 泰弘Cluster Analysis and Cognate Objects in Hebrew
石川 弓子On the Adverbial Movement in Danish
王   蓓淳複合動詞「重V」の語形成と意味解釈
越智 正男Some Asymmetries in Adnominal Quantification in Japanese
高橋 奈穂子On the Scope-interaction between Wh-phrases and Plural NPs in the Grammar of L1 Japanese Children
玉木 晋太接続詞「と」と二重目的語構文について
船越 健志Object Drop in Japanese: Evidence for the VP-Ellipsis Analysis
三藤   博条件文のカテゴリー区分について
宮本 陽一A Note on Temporal Ambiguity in English Clausal Adjuncts
由本 陽子日英語におけるクオリア構造を利用した語形成

批判的社会言語学の領域

山下   仁日本における言語使用の多様性と日本語の多言語化について
植田 晃次「どづぞ」な多言語表示の現状―朝鮮語表示を例に―
ウー ワイ シェン言語サービスから見た常用漢字字体の日中比較―日本語能力試験の級別分析―
柳田 亮吾ポライトネス/ステレオタイプ/イデオロギー

コミュニケーションと文学

森   祐司明治から昭和初期の新聞が伝える「野外遊び」― 20世紀前半の日本アウトドア事情―
潘   英峰異文化コミュニケーションの視点からみた学校文化への適応―フィールドワークに基づく中国人ニューカマー生徒の事例を中心に―
谷   智子冗談にみるポライトネスの操作 ―初対面からの継続的対面データをもとに―
里内 克巳没後百年のマーク・トウェイン―評伝と自伝が明かす晩年の作家像―
木原 善彦『アゲンスト・ザ・デイ』を読むために(その4)

新しい英語教育の方向性

日野 信行WE・EIL・ELF ―国際英語論における3種のパラダイムの比較―
竹蓋 順子ティーチング・アシスタント制度を活用した英語教育システムの構築の試み―大学英語教員の養成を視野に入れて―
藤原 康弘日本語から英語への旧新借用語の形式的・意味的特徴の比較分析―オックスフォード系英語辞書、日本人英語使用者コーパスに焦点を当てて―
家村 雅子非母語話者による英語文中の音調核の実現とその理解度分析―「国際英語」音声教育への示唆―

ドイツ啓蒙主義研究11

中   直一ドームによるケンペル『日本誌』の編集について(1)―総説及び第1巻の分析(その1)―
福田   覚ドイツ初期啓蒙主義の情動論をめぐって―ヴォルフ、ウンツァー、マイアーが示す学際的な振幅―
Sho SaitoZu den Quellen der phonetischen Umschrift in Abel-Rémusats Élémens de la grammaire chinoise (1822)

文化とレトリック認識

文学テクストのレトリック
渡辺 秀樹シェイクスピアにおける賞賛と罵倒のレトリック:動物名人間比喩用法の対義・類義 の構造
大森 文子堕天使の変容と感情:Paradise Lost におけるメタファーの構造性をめぐって
Gerry YokotaGender and the Rhetoric of Submission in Noh:With Special Emphasis on the Image of the Dragon
アンドリュー村上スミス文学翻訳のレトリック:原文のレトリック、訳文のレトリック
尾崎 久男To wring one’s handsについて:「手を揉む」あるいは「手を絞る」?
レトリックと文化の諸相
渡辺 拓人20世紀アメリカ英語におけるbe about to の拡大について:「口語化」の観点から
横山 香奈「日本人の血統」と「日本人としてのアイデンティティー」の相関性:ハワイのCherry Blossom Queen Contest を事例として
李    明映画『シュウシュウの季節』における喪失のメタファー

言語における時空をめぐって?

井元 秀剛日本語における従属節内のテンスに関する一考察
沖田 知子同音異義語から多様な意味の世界へ
杉本 孝司形式意味論に関する幾つかの疑問―認知意味論の観点から―
瀧田 恵巳空間的用法の条件について
中西 充一英語における現在時制の意味―認識論的分析の妥当性―
早瀬 尚子分詞派生前置詞・接続詞の発展と(間)主観性―consideringとmoving onを例に―
春木 仁孝フランス語の認知モードについて
渡辺 伸治引用助詞「ト」と「ッテ」の機能と相違について

「文化」の解読(11)―文化とトポス―

SHCHEPETUNINA Marina空間と性別―記紀神話における「国」の支配者と男女権力関係を巡って―
Oliver AUMANNAnsätze zu einer Phänomenologie heiliger Orte
津田 保夫感情のメディアとしての文学―18世紀ドイツ文学における感情の公共性について―
川喜田 敦子「過去」をめぐる自己他者イメージから考える戦後の日独関係―デア・シュピーゲルの例から―
力武 京子多言語・多文化社会における外国語教育―自発的・自律的学習の原理について―
山本 佳樹東ドイツ青年たちのアメリカ―映画『フレンドシップ!』とオスタルギーの行方―

音声言語の研究5

伊藤 寛和英語学習者の名詞句におけるピッチ変化に関して
上田   功「社会音声学」から見た静岡方言の強調動詞
郡   史郎東京方言における広いフォーカスの音声的特徴―連続する2語にフォーカスがある場合—
盧   明智韓国人日本語学習者の日本語語頭有声破裂音発音に関する研究
韓   喜善韓国ソウル方言における語頭の平音・激音・濃音の弁別—後続母音の長さの影響について
Shinichiro WatanabeDiphthongs and Diphthongization Revisited

表象と文化?

А.ディボフスキー東西の名作映画を通してグローバル化を考える―グローバル化時代における言語と文化についてのゼミのための研究ノート
金   想容現代台湾における日本ポピュラーカルチャーの再構築―台湾製「アイドルドラマ」の考察をめぐって
北村   卓宝塚歌劇の海外公演をめぐって―宝塚歌劇海外公演年表 (1938~2005)
Olivier LorrillardEnseigner la culture française par le prisme du cinéma en contexte japonais : une réflexion sur les représentations
Robert Ó’MóchainRepresentations of Hegemonic Masculinities in Japanese Popular Culture
杉本 麗華同人誌『友愛』における台湾「日本語人」の文化表象